肩の痛みは手術しなくても良くなる!?
昨年は肩のケガや痛みを訴える患者さんのお体をよく見させていただきました。
私の親も肩を痛めて整形外科に付き添ったこともありましたので、そのことも含めて肩の痛みには手術は必要なのかお話していきます。
▼今回の結論を先に言いますと、肩の腱板が完全に断裂していなければ慌てて手術しなくても大丈夫です
実際に肩の手術をしてもあまりよくならない人も見聞きしましたので、手術は最後の手段にしたほうがよさそうです。
肩が痛くて整形外科に行くと、MRIやCTで画像を撮って大きな問題がなければ(痛み止めの注射を打って)リハビリテーションという流れになるようです。痛みで肩を動かさないでいると肩周りの筋肉が硬くなるので、リハビリでほぐしたり動かすのは大事なことです。ただ必ず毎回同じ療法士さんが担当するわけではないので、どうしても施術にバラツキができてしまいます。
例えば、美容師さんにお気に入りがいて毎回指名するように、自分の体のことを一番分かって任せたいと思える人に施術してもらうのがいいですね。そうなるとストレスも軽減されて回復が早くなりそうです。
▼肩の痛みは氷嚢(アイシングバッグ)で冷やしてください
痛みが出始めたころは肩周りの筋肉が炎症を起こしています。無理に動かさず、ピッチャーが投球後に肩を冷やすのに使うアイシングバッグなどを使って肩を冷やしましょう。アイシングバッグはドラッグストアやネット通販(アマゾンなど)で購入できます。
少し根気がいりますが、しっかり続けると痛みも軽減してくるはずです。痛みが少なくなったら徐々にリハビリをして肩の機能を取り戻していきましょう。
▼肩のリハビリは、ほぐしと優しい筋トレ
肩の痛みが引いてきたらリハビリで機能を改善していきます。毎日行かなくてもいいですが、教えてもらった体操を自宅でもやってみてください。行く頻度は多ければいいというわけではなくて、あなたの今の状態に適切な処置がされていることが大事です。そのためにもあなたの体のことが分かっている同じ担当が毎回施術するのが望ましいでしょう。
▼肩の治療期間は半年から一年かかることも
肩の痛みが治まってから動きを取り戻すのに半年から一年ほどかかることもあります。早く何とかしたいというお気持ちも分かりますがそれが現実です。手術をすれば簡単に良くなるものではありません。術後も同じようにリハビリが必要です。
病院では長時間待たされて、診察は数分で聞きたいことも聞けず不安なこともあるかもしれません。肩は腱板にダメージを受けても周りの筋肉が補完して動くようにできていますので、根気よくリハビリを続けていけばよくなります。
もし肩の痛みなどで不安なことがありましたら、お気軽にお問い合わせからメールでご連絡ください。
整体院ボディ&スマイル 日比