春に注意!自律神経の乱れ
春は自然環境も生活環境も変化がかさなる時期ですが、もともと私たちの体には変化に対応する働きが備わっています。
その機能を司っているのが自律神経というものです。
これは体温や血圧、心臓や内蔵の働きなど、生命を維持するために必要な機能を自動にコントロールしている司令塔なのです。
自律神経は主に昼間に働いて活動や緊張を担う「交感神経」と、
夜になると優位に働いて心身を休息・修復させる「副交感神経」とに分かれ、
両者が切り替わることで心身を正常に保てます。
一方、年間で見ると、冬は寒さに耐えるために交感神経が活発ですが、春になると体は緊張をほどいて副交感神経が優位になります。
ところが、さまざまな変化の調整に追われてスイッチの切り替えがうまくいかなくなると、体は時差ぼけのような状態になってしまいます。
特に気温の変化(昼夜の温度差)や天候の変化(雨などの気圧の変動)が自律神経を乱す要因になっています。
ここまで自律神経について簡単に説明してみましたが、ご理解いただけましたか?
この対策などについては、また改めて次回にお届けしたいと思います。